AndroidとiPhoneでb-mobileとソフトバンクのスピードを比較してみたら

NTTドコモのインフラを使いながら比較的リーズナブルな価格設定の日本通信 b-mobile U300 SIM、「安かろう悪かろう」は覚悟の上とはいえ実際の通信速度はどうでしょう?ソフトバンクの3G回線とベンチマーク比較してみました。

実は、U300のことはずいぶん前から気にしていましたが、手に入れることになるとは思っていませんでした。普段使いはiPhoneですしWiMAXのモバイルWi-Fiルータも持ち歩いてます。いくら結合したがりのコネクショニストとはいえ、契約が多くなりすぎます。だからAndoroidケータイ(Nexus S)にはSIMを入れないつもりでいたのです。

ところが、ソフトバンクもWiMAXもつながればいいけどつながらないときはつながらない。特に非常時につながりが悪かったりして冗長化の必要性感じてきてしまいました。それになにより、iPhone 4にiOS 4.3でようやく追加されたパーソナルホットスポット機能。これはつまりiPhoneをモバイルWi-FiルータにしてくれるWi-Fiテザリングの機能ですが、これが「日本を含む一部の国々では」利用できないとのことで愕然。それもアップルによる事情ではなく「通信事業者」による制限とのこと。

こうなるとNexus Sにも3G回線つないでAndroidのテザリング機能(ポータブルWi-Fiアクセスポイント)を試してみたくなっちゃうなあ。

というわけで、日本通信のb-mobile U300 SIMを半年分買ってみました。

NTTドコモのFOMAネットワークを利用しているので、つながるエリアに関してはまず問題なさそうですね。問題は300kbpsの帯域制限、つまりスピードです。

「通信速度はベストエフォート300kbps(上下)。1ヶ月あたり2,483円(日本通信bマーケット価格より月額費用を換算)」

測ってみました

使った端末とOSとベンチマークソフトウェアはこれら:

Speedtest.netのサーバには “Chatan, Okinawa” を選択しました。iPhoneは並行輸入モノではないので普通にソフトバンクのSIM。Nexus Sには日本通信のU300 SIMを挿してあります。これら2台を使って以下の3通りを測定。

  1. ソフトバンクをiPhoneで計測
  2. 日本通信 U300につないだNexus SのポータブルWi-Fiアクセスポイントを iPhoneで計測
  3. 日本通信 U300をNexus Sで計測

条件揃っていませんしタイミング次第でもありますし、あくまで参考程度ではありますが、結果は次のグラフのようになりました。

上りはどれも300kbps前後。下りはU300が仕様通りの300kbps。ソフトバンクは1,200kbpsを少し超える程度といったところでしょうか。

ちなみに、2と同じiPhoneのWi-Fiを普段使っている無線LAN環境につないでみたところ、上り9,205kbps、下り7,780kbpsとなりました。

実験結果まとめ

  • 日本通信b-mobile U300は上り下りとも仕様通りの約300kbps
  • 下りの性能はソフトバンクの方が4倍程度高いことがある

律儀に上限を守って帯域制限している気配なので通信速度は期待しないことに
して、それでも接続可能エリアの広さ(つながらなくっちゃ仕方ないですし)そしてコストの安さでまあ満足というカンジ。

追記

安さについていえば、限定品のこれが残っているうちならば6カ月分の値段で7カ月分使えます。今回、買ったのはこれです。

日本通信 IDEOS と一緒にお得にご利用いただけるように6ヶ月+1 ヶ月の無料通信期間が付いたb-mobileSIM U300 限定パッケージ BM-U300-7MSW

「BM-U300-7MSW」はBM-SW U300 IEDOS発売記念限定のb-mobile SIM U300(限定品のため数量ががなくなり次第終了)。通常のBM-U300-6MS(日本通信bマーケット価格)のコストで、1ヶ月間(30日)の無料 データ通信期間が付いている。BM-SWU300(IDEOS+b-mobile SIM 10日間)の10日間のデータ通信終了後、引き続き利用するために利用期間が特別増量されたお得なSIMが「発売記念限定IDEOS用b- mobile SIM U300」。

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